こんにちは!うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。
私は、様々なうたごえ(=生の伴奏でみんなで歌う)の場で、ピアノ伴奏をしています。
それは、歌声喫茶ともしびというお店だったり、地域のうたごえの場などで、2012年から伴奏しています。
その経験で得た気づきや学んだことを「うたごえ伴奏法」と称し、このブログにまとめています。
今回は、よく質問いただくテーマ。「うたごえの伴奏はメロディを弾くか?弾かないか?」について、私の考えをまとめてみました。
これが正解!というものはありませんが、ひとつの考え方として参考にされてみてくださいね♪
メロディを弾くか弾かないか
歌声の伴奏でメロディを弾くかひかないか、これは状況によりけりです。
ということは「メロディあり」と「メロディなし」の2パターンを弾けるようになる必要があります。
どちらも準備しておいて、その場で判断できる伴奏者が重宝されます。
どちらも必要!では、どんな時にメロディを弾くか、弾かないか。私が心がけていることをまとめますね。
メロディを弾く時
【メロディを弾くとき】
私がどんな時にうたごえ伴奏でメロディを弾くか①リードボーカルがいない時(=私一人で司会と伴奏をする時)
②参加者がメロディがうろ覚えで、迷ってしまっている時
③音が取りにくい時
(=コードの音以外の音がメロディに入っていたり、音がすごく高い時)— ひろせめぐみ (@megmeg0001) August 25, 2017
要するに、フォローが必要な時にメロディを弾きます。
うたごえ始めたばかりの現場は、最初はメロディ弾きつつ様子を見る感じです。
ちなみに私は、音楽療法の現場(精神科病院や高齢者施設)では、95%くらいはメロディを弾いていました。
声が出づらい方もいらしたので、こちらでしっかりメロディをならすことで歌えた感を得てもらおうというねらいです。
あと、地域のうたごえで、私一人で司会と伴奏をしているところでは、私ではしっかり歌でのリードができないので、歌い手の代わりの役割としてメロディを弾いています。
この時に意識しているのは↓のツイートの通り。
メロディが入る伴奏の注意点は、弾いてるメロディは、あくまで「ガイド」であることを認識することです。
こちらから一方的に主張するのではなく、歌う人に寄り添い支えるガイドの役割。
歌う人の発信を受け止める、気持ちの上での余白が必要です。
これを意識するだけでもぜんぜん変わる。
— ひろせめぐみ (@megmeg0001) August 25, 2017
あくまで伴奏だからね、自分が主役にならない勇気が大事です。
メロディを弾かない時
【メロディを弾かないとき】
私がどんな時にうたごえ伴奏でメロディを弾かないか①しっかり歌えるリードボーカルがいる時
②鑑賞曲としてソロの伴奏をする時
③参加者が自信をもって歌えるくらい知られている曲の時
— ひろせめぐみ (@megmeg0001) August 25, 2017
私は、歌声喫茶ともしびというお店での伴奏の時は90%はメロディを弾きません。
なぜかというと、↑のツイートの①の通り、しっかり歌をリードする歌い手が必ずいるからです。
あとは、私が一人で司会と伴奏をしているような歌い手がいない現場でも、みんなが知っている「青い山脈」や「高校三年生」はメロディを弾かない時もあります。
1番はメロディ弾いて、2番からは参加者の皆さんにすべて歌をまかせてしまうことも。
参加者の皆さんが完全に主役になって歌うことになるので、その分張り切って歌っていただくことも可能です!
うまく文章にできませんが、
って、伴奏でみんなに示しているイメージです!
「弾く」「弾かない」の中間もある
メロディを弾くか、弾かないかというのは、白と黒だけじゃないんです。実はグレーゾーンもあるんですよ!
例えばこんな時。
ちなみに、「なごり雪」や「青葉城恋唄」のように、語るように音符が並んでいる歌はメロディを弾きません。
小節の最初の音がしっかりわかるように弾けばそれで充分です。
その代わりみんなの声をよく聞いて、テンポは適切か?みんなの拍感は揃っているか、注意して適宜調整することが必要です。
— ひろせめぐみ (@megmeg0001) August 25, 2017
歌い出しの音だけ弾いて、あとは歌にまかせるということですね。
まとめ
メロディを弾く時、弾かない時をまとめてみました。
じゃあ、最初はどちらのパターンから練習したら良いでしょうか?
初めて出会う曲の伴奏を練習する時は、メロディを弾きながら練習するのがいいです。
なぜか?それは自分がメロディを耳から覚えられるから。
メロディが完全に身体に入っていないうちは歌の伴奏はできない。うたごえはメロディあってこその音楽です。
自分で実際に歌ってみるとなお良いです。
— ひろせめぐみ (@megmeg0001) August 25, 2017
まずは自分のためにもみんなのためにも、メロディありの伴奏を練習しつつ、現場では状況を見ながらメロディを外していく。
という順番で私は練習しています!
状況から判断できるというのは、生伴奏の最大の魅力ですね!
生伴奏の魅力に関して、詳しくはこちらの記事もぜひご覧になってみてください。
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