こんにちは!分析することが好きな、うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。
歌声喫茶ともしびをはじめ、様々な地域のうたごえの場で月20〜25回はピアノ伴奏をしています。
その過程で学んできた、私なりのうたごえ伴奏法を、このブログを通じて読者の方と共有したいと思うようになりました。
学んだことや経験したことを共有することによって、これからうたごえを始める方の力になれたら幸いです。
今回は、うたごえ伴奏法の基礎になる部分!うたごえ伴奏を分解・分析してみました。私がどんな手順で伴奏をつくっているかも書きましたよー!
[aside type="warning"]この記事は楽譜が読める方、コードネームのCがわかる方が対象になります。[/st-mybox]
うたごえ伴奏の構造
結論から書きます。うたごえの伴奏を構成する要素、シンプルを突き詰めると3つに分かれます。
まず、この3つだけは覚えてくださいね!
具体的に、下の曲を例に見ていきましょう。
いきなりですが、ベース・和音・飾り、それぞれ割り振ってみました。
この曲のコードはCだけです。
コードがCということはベースが「ド」、和音(の構成音)は「ドミソ」となリます。これは「こういうことになっているんだ」と思ってくださいね。
これ以外の音、楽譜で言うと「ソラソ♯ファソ」は飾りです。
この曲の伴奏の構造をまとめると、
右手 | 和音 + 飾り |
左手 | ベース |
となります。
という方のために、この構造を次は感覚的に説明します!
うたごえ伴奏の構造をケーキにたとえてみる
こんなことするの、私だけじゃないかな?伴奏の構造を大好きなケーキに例えてみましたよー!
ひとつずつ、見ていきましょう。
ベース
ベースはケーキのスポンジの部分です。実はこれがないとケーキにならない、一番肝になるところ。
表には出ないけど文字通り土台になる部分です。曲の本質に関わる大事なパートと思ってください。
和音
和音はケーキのクリームです。クリームによって見た目の色も変わるし、味も変わる。甘いクリーム、ビターなクリーム、シンプルなクリーム、凝ったクリーム…曲の色・味を決めるパートです。
飾り
飾りはその名の通りケーキのイチゴやチョコプレートです。実はなくてもケーキとしては成り立つのですが、あると嬉しいもの。
飾りはその量がセンスです。デコレーションは多すぎたらケーキが倒れてしまう。適量が求められます。
では、これらを踏まえて次は一緒にうたごえ伴奏ケーキを組み立ててみましょう!
うたごえ伴奏のつくりかた
うたごえの伴奏なので、歌、つまりメロディがあることを前提に組み立てていきます。
まずは、ケーキのスポンジをつくりましょう。メロディ + ベースですね。
次は、クリームを塗っていきますよ〜!+ 和音です。
最後は、かわいいイチゴをのせてあげましょう。+ 飾りです。
はい!伴奏が完成しました!
実は私、現在もこの手順で伴奏をつくっています。
この手順での伴奏のつくり方は、どうやって伴奏をつくったらいいか迷っている方に特にオススメです!
これらの割合は?
この3つの要素の割合ですが、私は、
(メロディ+)ベース:和音:飾り
=6 : 3 : 1
と思っています。もちろん曲や状況によって変わってきますが、基本的にはこれくらいの意識でいます。
ということは、実はベースだけで伴奏の6割は決まるんですよね。
ベースは、コードの響きも曲の進行もビートも決めてしまう。本当に大事なパートなので、私はアレンジする時はベースラインは絶対におろそかにならないように意識しています。
まとめ
今回は、うたごえ伴奏の構造について記事を書いてみました。何となくではなく、まずは基本的な構造をしっかり理解していくことが大事です。
この考え方を基本に、このブログのうたごえ伴奏法の記事を書いています!共に学んでいきましょう。
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