こんにちは!ひろせめぐみです。今回はお知らせです。
今まで「健康歌声サロン」という名前で行っていた歌の会ですが、2023年11月から「うたのわ」と名称を変更し、内容も変更します!
横浜で定期的に開催しているところに関しては、「横浜でみんなで歌ってるよ〜」ということがわかるように「横浜歌声の会うたのわ」と表記します。
このベージでは、変更した名称の意味や理由、内容はどのように変更するのか、今後についてをまとめました。
「うたのわ」に込めた想い
うたのわは
うた(歌)のわ(輪・和・環)
です。「わ」には3つの意味があります。
- 輪…歌を通して人の輪が広がっていくこと
- 和…一緒に楽しんだり、笑いあったりできる「あたたかい関係=和」が生まれる場であること
- 環…人を思いやったり、応援する気持ちなどが人から人へめぐっていく場であること
書きだしてみると、この会はみんなで歌うことを通して「良いつながりが広がっていくこと」にかなり重きをおいていることがわかりますね。
名称変更の理由
「健康歌声サロン」は、もともとは2013年に神奈川県横浜市緑区の「緑区地域課題チャレンジ提案事業」という制度のもとで、交流サロンをつくる事業を始めたのが起点でした。
「健康寿命のための歌声喫茶をモチーフにしたテーマ型交流サロン」という事業だったのですが、とても長いので略して「健康歌声サロン」となったのです。
行政との協働での取り組みということで、健康寿命を目的としたことを中心において、外向きにもそのように謳ってきました。
行政と協働で事業を行えたおかげで、4年間の助成期間が終わった現在も続けられています。
ただ10年以上この活動をしていて、ある重大なことに気がつきました。
「健康を謳うと、健康に関心がある人が集まる」
考えてみると当たり前ですよね…!
でも私は健康に関心がない人にこそ来てほしい!と思っています。
なので、外向け(一般向け)には健康寿命を謳うことはやめることにしました。
これからは、このようなことを謳っていく会にします。
- みんなで楽しく歌おう!
- ここは音楽で楽しく集う場だよ
- 楽器やりたい人も大歓迎!
「楽しさ」や「喜び」「面白そう」ということを起点にしないと、人の行動を変えることはなかなかできないです。それは、行政の方も最近同じことをおっしゃっていました。
では「健康寿命のための取り組み」という面ではどうなのか。実はめざす方向性はこれからも変わりません。
健康寿命に関しては、外には発信せず「行政や企業向けに活動の意義や効果を伝えられるようにする」「自分達の心構えとしてもっておく」ということとし、発信する内容は「外向け・内向けの2種類」を持つことにしました。
実は、皆で楽しく集い、歌ったり演奏すること自体が、もう充分に健康寿命をのばすための役割を果たしています。それは、最近読んだ「社会的処方」という本でたくさんの事例が紹介されていたので私の中で確信を持てました。健康寿命は結果としての到達点として捉えています。強く目的をめざしすぎると、時に目の前の人を見失う時があるのです。
今日は、2012年から続けている地域の歌の集いです!
今読んでいる本「社会的処方」https://t.co/9fGFHX05fK
地域活動などを通して人とつながりを持つことが、どれだけ健康や幸せ感に良い影響を与えるか書いてあります。私の活動の意義やめざすところを、もう一度立ち返って考える時期に来ています。 pic.twitter.com/lDBhsNmIZu
— ひろせめぐみ@歌声喫茶ともしびピアニスト (@megmeg0001) October 16, 2023
また「社会的処方」の中で知ったショックなデータがありました。
「国の研究機関である社会保障・人口問題研究所」のデータによると、一人暮らしの男性高齢者は、「会話が二週間に一回以下」の人が15%もいるそうです。
こちらの記事にもありました。
男性が陥りやすい、あいさつを含めても「2週間に1回以下しか会話がない人」
会話が二週間に一回以下。これは言うまでもなく危機的であることは皆さんも肌で感じると思います。
「何か楽しいことないかな」「ちょっと人と会いたいな」そんな風に思っている人に、ふらっと来てもらえたらと思っています。
内容について
内容も、今までの健康志向から変更します。変わらないことと変わったことを書き出してみました。
変わらないこと
- 生伴奏でみんなで歌う
- 歌う歌は皆さんからのリクエストからいただく
変わったこと
- 指を使った音楽脳トレや歌体操は特には行わない。(歌うことや演奏自体が脳トレであり、会場に来ることが一番の運動)
- 楽器持ち込み大歓迎!楽器自由参加ステージをつくる。
- 1ステージ30分を3回行う(感染予防に換気をするため)
楽器参加ステージは、実はすでに自然発生的に始まっています!もともと私が、アンサンブルや楽器が大好きなのですが、同じような方が自然と集まるようになりました。
「楽器で参加したい」という方、今までも、ギター、マンドリン、ベース、ハーモニカ、カホン、フルート、トランペット、三線などの方がいらっしゃいました。
皆さん、練習してレパートリーをつくってから、一部伴奏に加わってくれています。伴奏も豊かになり、とてもいい感じです。
今までの「健康志向の歌の会」から「気軽に歌える・楽器ができる音楽の遊び場」のような会になりつつあります。
それなら、その路線をいってみようじゃないか!というのも、今回名称・内容変更に踏み切った理由のひとつです。
今後について
今後についてですが、神之木地区センター、ベルデ中山ホールでの健康歌声サロンは、11月から「横浜歌声の会うたのわ」に名称変更します。
今まで、団体様で「健康歌声サロン」を健康寿命のための音楽プログラムとして実施していたところは、そのままでも大丈夫ですし、一部変更をご相談させていただくことがあるかもしれません。
今後、健康寿命のための音楽プログラムをご希望される行政や団体様は、お問い合わせフォームからご相談ください。
急なお知らせになったところもありますが、新しい形の健康寿命への取り組みとして、ご理解いただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いします。