こんにちは!うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ( @megmeg0001) です。
私は、歌声喫茶ともしびをはじめ、様々な地域のうたごえ(生の伴奏でみんなで歌う)の場でピアノ伴奏をしています。
うたごえの場や音楽療法で使える伴奏をどのように組み立てているか。「うたごえ伴奏法」と称して、このブログで紹介していますよー!
こちらの「[初心者向け]うたごえ伴奏のつくり方 まずは構造を分解してみるよ!」という記事で、うたごえ伴奏を構成する要素は3つあるということを書きました。
この記事では、この3つを
- ピアノの鍵盤の上でどこに配置するのか
- 右手と左手の割り振りの仕方
についてまとめています!
鍵盤上の配置の仕方
ベース・和音・飾りを、私は鍵盤上でこのように配置しています。
これが絶対!という決まりはありませんが「大体これくらい」と思ってもらっていいです。
ちなみに、鍵盤上の赤丸は「ド」の音です。鍵盤の真ん中にあるので私はこの音を「へそのド」と呼んでいます。
ひとつずつ、それぞれの要素を詳しく見ていきましょう!
ベース
一番低い音を担当するベース。うたごえ伴奏では、かなり低いところまで使っています。
へ音記号で下線を何本もひく音もガンガン使います。うたごえの伴奏は、ピアノ1本で何十人もの歌声を支えないといけないし、ベースで音楽を前に進めて行かなければなりません。
私はコントラバスやチューバのイメージで低い音を使っています。ベースは音楽の要、伴奏の主役は間違いなくベースです!
和音
うたごえ伴奏において、和音は音楽のカラーを決めます。和音のポイントは音域。
例えば、Cだと「ドミソ」と弾いてしまいがちです。
でも、私はこんな弾き方を推奨しています。「ソドミ」
なぜかというと、その方がサウンドが良いからです!非常に感覚的なものですが、この音域に和音を配置するのが歌の伴奏はしっくりきます。
どの和音を弾く時も目安は「へそのド」が和音の真ん中になるようにするといいですね。
飾り
飾りはその名の通り「飾り」なのでなくても構いません。余裕がある人向けです。
飾りの音を入れて事故(テンポが大きく乱れたり、音を派手に間違える)が起きるくらいなら、無理して入れなくてもいいです。
ベースと和音をしっかり弾けるようになってから余裕があったら飾りを入れます。
飾りの音を入れる時は、歌よりも高い音域で弾くと綺麗です!
右手と左手の弾き方
「手が三本あったらいいなぁ」と思いませんか?そうしたら「ベース担当」「和音担当」「飾り担当」って3つに分けられるのに!
それはできないので、私がどうやって二本の手で弾いているのかを解説しますね!
飾りを入れない時
飾りを入れない時は、シンプルです!
- 左手…ベース
- 右手…和音
飾りを入れる時
飾りの音を入れる時、初級編・上級編で二つに分けました。
初級編
左手に「ベースと和音」二つの役割を果たしてもらいます。
- 左手…ベース・和音
- 右手…飾り
左手だけでベースと和音を弾くときに気をつけることは、別の記事にしてみました。 こんにちは!うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ( @megmeg0001) です。 私は、歌声喫茶ともしびというところや、地域のうたごえ(=生の伴奏でみんなで歌う)の場でピアノ伴奏をし ...
【歌声喫茶や音楽療法で使える伴奏】左手のコードがあか抜けない?それ3度の音を抜くといいかも!
上級編
和音を左右とも入れます!和音を左右で分担するので、実は慣れたらこっちの方が初級編よりも楽に弾けます。
- 左手…ベース・和音
- 右手…和音・飾り
メロディを入れて弾く時
伴奏は、しっかりリードして歌える人が入ればメロディーは弾く必要ありませんが、そうでない時はメロディーを入れた方がいいです。(詳しくは「歌声喫茶や音楽療法での伴奏。メロディーは弾くか?弾かないか?」に書いてあります)
メロディを入れた時の弾き方も見てみましょう!こちらは鍵盤上の配置です。
メロディを弾く時の手の使い方は、先ほどの「飾り」と同じ扱いで考えます。
初級編
- 左手…ベース・和音
- 右手…メロディー(余裕があれば飾りも)
上級編
- 左手…ベース・和音
- 右手…和音・メロディー(余裕があれば飾りも)
両手の弾き方図解
両手でどのように弾いているかを図解にまとめてみました!
ベースと和音だけの時。
メロディーや飾りを入れる時は、左手でベースと和音の二役をやります。
慣れてきたら、和音の役割を左右で分担しましょう!
まとめ
今回は、ベース・和音・飾りをどのように鍵盤の上に配置するか、また二本の手でどのように弾くかをまとめてみました!
過去の私が「それ、もっと早く知りたかった!」と思っていたことを中心に、うたごえ伴奏法の記事を書いています。
うたごえ伴奏を始めたばかりの時、どんな風に弾いていいか全然わからず一人で悩んでいましたが、先輩や先生のちょっとした一言で道が開けたことが何度もあります。
今後もうたごえ伴奏法の記事は増やしていく予定です!
悩んでいた時の気持ちを忘れないようにしながら、今まで学んだことをこのブログでシェアしていきますね。
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