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8月9日。長崎に原爆が投下されたこの日に被爆3世の私が思うこと。

こんにちは。うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。

8月9日。長崎に原爆が投下された日。この日は忘れてはいけない日です。

もちろん、8月6日の広島に原爆が投下された日も、8月15日の終戦の日も。

今回は、原爆に関する記事を書きました。

短い記事ですが、読むのにエネルギーがいるかもしれません。心の余裕のある時に読むことをおすすめします。

長崎出身の私。両親も祖父母もみんな長崎の人。

数年前に亡くなった私の祖母は、1945年の8月9日、爆心地から1キロの所で被爆しました。

近くの外にいた人、木造の建物の中にいた人は即死だったそうです。

祖母は、鉄筋コンクリートの分厚い壁でできた建物の中にいたので奇跡的に助かりました。

あまりにも爆心地から近かったので、家族からは1ヶ月間、亡くなったことにされていたそうです。だから、その期間は祖母は家族にも会えなかったのです。

どんなに心細かったでしょうか。想像もできません。

ここからは私の話になるのですが、5日前の8月4日。私は津波にのみこまれそうになった夢を見ました。

私は助かったのですが、ちょっと後ろでは何人もの人が悲鳴をあげながら、津波にのまれていきました。

助けたいのに助けられない。何もできない。

「ごめん…本当にごめん…」もう祈るような気持ちで、津波から逃げるために必死に走りました。

津波に流された人の悲鳴を聞くのが辛くて、耳をふさぎながら走りました。

津波から逃げて、やっと安心して休めるところにたどり着いた時、その夢は終わりました。

正直いって、この夢はものすごく怖かったです。

これは夢の話でしたが、2011年の東日本大震災でも、それから原爆が投下された時も、同じような状況が現実にあったのですよね。

祖母は、周りを火に囲まれて身動きが取れなくなり「私はここで死ぬんだ」と思ったそうです。

夢ではないんです。どちらも現実にあったこと。

でも、違うことがあります。地震や津波は天災だけど原爆は人が起こしたこと。

考えると辛くなるけど、これを事実としてきちんと受け止めて考えていかないといけないと思っています。

8月9日は長崎に思いを寄せる日であり、特に平和に思いを寄せる日です。

先日の夢の話も含め、私の気持ちを整理するためにも、そして記録として残すためにも、この記事を書きました。

今年も11時2分に黙祷を捧げます。

そして、奇跡的に助かった祖母からいただいた命を今日も大切にして生きていきたいと思います。

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ひろせ めぐみ

ひろせ めぐみ

歌声喫茶ともしびなどで伴奏しているピアニスト・アコーディオニスト。歌声喫茶とは、生の伴奏で司会者のリードのもとみんなで歌う飲食店です。 また、私個人の活動として地域で歌声喫茶をモチーフにした「居場所・出場所づくり」を行っています。 活動の中で得た学び・気づきをブログで公開。お客様も関わる人も、みんなが幸せになりながら社会全体が発展する歌声喫茶のあり方を模索しています。

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