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[震災から学んだこと]地域で声をかけ合い助け合える関係性づくり

こんにちは。ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。

この記事を公開したのは2021年3月11日。東日本大震災からちょうど10年がたちます。

あの震災が、今の私の活動を始めるきっかけのひとつになりました。

このページでは、震災から私が学んだこと「地域で声をかけ合い助け合える関係性づくり」について書きました。

コロナ禍の今だからこそ、あらためて「地域でのつながり」についてこのタイミングで考えてみたいです。

近所の友達が心の助けに

2011年3月11日。東日本大震災が起きたこの日は、多くの人にとって忘れることのできない日ではないでしょうか。

当時、私が住んでいた横浜市でも震度5強を観測し、夜遅くまで停電していました。

この時に支えてくれたのが、同じアパートに住む音楽仲間でした。

同じアパートに、偶然同じ趣味の人がいたのです!震災の前から仲良くさせてもらっていました。

震災のあった日は電気が使えなかったのですが、一緒にラジオを聞いたり、不安な気持ちを共有したり、暗闇の中で食事したりお話して過ごしたのでした。

電気が使えない中、一人で過ごす夜だったらどんなに心細かったでしょう。

近くに助け合える人がいることの心強さを、自らの身を持って知ったのでした。

地域のつながりの形

時代が目指したつながりの形は、昭和と平成でまったく逆の方向を向いていたと感じます。

昭和は、結婚することが当たり前の時代。職場も終身雇用制度があったり、地域でもお祭りに半強制的に参加させるような、「つながり」を強く形づくっていく風潮がありました。

そのつながりは、時には煩わしく感じられることもあったのでしょうか。平成になると、単身世帯がどんどん増え、地域でも人間関係の煩わしさをなくした「都会の暮らし」へ一種の憧れを抱くような風潮がありました。

「周囲は他人」という状態が自由で気楽だということなのでしょう。

しかし東日本大震災をきっかけに、あちこちで「絆」という言葉が使われ、地域のつながりが少しづつ見直されはじめるようになりました。

昭和の「つながりの大切さ」と、平成の「自由で個を大切にすること」、この二つのいいとこどりをしたつながりの形が、令和の時代では求められてくると考えています。

大事なのは「ポジティブなきっかけ」

「地域とのつながりが煩わしい」と感じてしまうのは、きっかけがネガティブだからなのではないでしょうか。

強制的に参加したくないイベントに参加させられたり、ご近所トラブルであったり。

しかし、どんな時代であっても「支え合い助け合える関係性」がある方が、人は生きやすく豊かになります。人は一人では生きていけません。

良い関係性のために大事なことは、つながりのきっかけが「ポジティブ」であることです。

それは趣味であったり、前向きな地域活動だったりするでしょう。個を大切にしながらもつながっていく形です。

良いつながりの先に、例えば歩いて5分のところに支え合える人、気の合う友達ができたらどんなに心強いでしょうか。

私が地域で歌声喫茶の活動をはじめたのは、そんな関係性が地域の中に自然に生まれていったらいいな、そのための種まきを「場づくり」を通じてしていきたいな、という思いからです

コロナ禍での地域のつながり

現在、新型コロナウィルスが猛威をふるっており、人が集まりつながりを深める「場」がなくなってしまいました。

しかしながら、私の歌声喫茶にいらしていた方にお聞きしたところ、コロナ禍であっても参加者同士で電話をして連絡を取り合っていたり、近所のスーパーで顔を合わせた時に声をかけあっているとお聞きしました。

私は「場づくり」ができないことをずっともどかしく苦しく感じていたのですが、その話を聞いて、今まで8年間やってきたことが、ささやかながら役立てたのかなと感じました。

まとめ

東日本大震災から私が学んだこと「地域で声をかけ合い助け合える関係性づくり」について書きました。

私自身が、たぶん人と人間関係を築くのが苦手だったのかもしれません。(「人間関係を築く」って概念も30歳まで知らなかった)

コミュニケーションが苦手であっても、音楽のある場などでそれぞれの個を大切にしながら積極的につながっていけたらいいですよね。

私は今のところに引っ越しをして1ヶ月ちょっとなのですが、私自身も少しづつ地域に入っていきたいと考えています。

それは、地域を盛り上げたい気持ちもありますし、「いざという時に助け合える関係をつくりたい」という自分のためでも相手の方のためでもあります。

そして現在コロナ禍ではありますが、いつの日か良いつながりを築いていくための「場づくり」をまた再開していきたいと、あらためて感じました。

▼震災で犠牲となられた方々に追悼の意を表します。あの時を、被災地を忘れないように。

合唱曲の「群青」をピアノソロで弾かせていただきました。

▼「群青」の歌が生まれた背景

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ひろせ めぐみ

ひろせ めぐみ

歌声喫茶ともしびなどで伴奏しているピアニスト・アコーディオニスト。歌声喫茶とは、生の伴奏で司会者のリードのもとみんなで歌う飲食店です。 また、私個人の活動として地域で歌声喫茶をモチーフにした「居場所・出場所づくり」を行っています。 活動の中で得た学び・気づきをブログで公開。お客様も関わる人も、みんなが幸せになりながら社会全体が発展する歌声喫茶のあり方を模索しています。

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