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【発売中!】書籍「うたごえ喫茶ともしび」の歴史(ともしび前社長大野幸則の遺作著書)に、寄稿しました!

こんにちは!うたごえ喫茶ともしびでピアノ伴奏をしています ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。

『うたごえ喫茶ともしび』の歴史」という本が、2019年5月27日に発売されました!

上・下巻あります。

著者は、株式会社ともしびの前代表取締役、大野幸則です。

実は、大野前社長はこの本の発売を待たずして、2019年4月6日に他界されました。

この本が大野前社長の遺作著書となりました。

このページで、書籍「『うたごえ喫茶ともしび』の歴史」を紹介させてください。

ともしび前社長の大野幸則

ともしび前社長の大野幸則は、2015年から癌を患い、4年間治療を続けておられましたが、69歳という若さで永眠されました。

ずっと続けてこられていた「『うたごえ喫茶ともしび』の歴史」の執筆が、大野前社長の最期の仕事となってしまいました。

大野前社長は約50年間、ともしびの運動に関わってこられ、また1996年からは、ともしびの代表として先頭に立って引っ張ってくださいました。

力強いパワー、皆を励ます言葉、そしてあたたかい笑顔が素敵な社長でした。お話する機会は少なかったのですが、心から尊敬する方でした。

ともしび一同、大切なリーダーを失い悲しみにくれた2019年の春だったのですが、大野前社長は、大事な本を私たちに残してくださったのです。

本の内容

「『うたごえ喫茶ともしび』の歴史」〜歌い続けた65年間〜の帯には、このような言葉が綴られています。

上巻

これが私の最期のことばです。

「うたごえ喫茶ともしび65年・音楽文化集団ともしび50年 音楽文化と人間社会の有り様を求め続けた年月でした」

皆さま、ありがとうございました。

↑上巻の言葉は、大野前社長が亡くなる前日にメールで送られてきたものなのだそうです。

下巻

一緒に歌い合い、生き合う!

歌は、人々を励まし明日を生きる勇気を生み出す。

↑「生き合う」という言葉は、大野前社長が生前、よく使われていた言葉でした。

では、どんな内容がこの本に載っているのか。本の目次を紹介しますね。

 上巻

第1部:創業から国民的ブーム、一転して相次ぐ閉鎖(1954〜1964年ごろ)

第2部:自主的な店作り、音楽文化集団ともしびの結成(1966〜1970年前後)

第3部:「歌声喫茶の灯消える!」報道、しかし地道に地方へ広がる(1975〜1984年頃)

 下巻

第4部:旺盛に展開するともしびの音楽創作活動(1980年代後半)

第5部:危機からの再構築(1990年代〜2004年頃)

第6部:うたごえ喫茶の新たな展開(2005年頃から現在)

思い出の人びと

うたごえ喫茶ともしび・音楽文化集団ともしびの歴史が中心にありながら、「うたごえ喫茶とは?」「音楽とは?文化とは?」「人間社会とは?」という視点まで切り込んで書かれています。

問いを持って読む

私は、大野前社長が残してくださったこの本を、自分なりの問いを持って読むことにしました。

  • なぜ、うたごえ喫茶が65年続いて来たのだろうか?
  • 人々が、うたごえ喫茶に求めてきたものってなんだろう?
  • 現代社会において、うたごえ喫茶が果たす役割とは?

実はこれらは、いつも私が持っている問いです。

この本に大きな手がかりがあると思っています。これからの「うたごえ喫茶のあり方」を見つけていきたいです。

私はまだ読んでいる途中なのですが、読んでは戻り咀嚼そしゃくして、読んでは戻り咀嚼しているので、なかなか読み進まないです。

めぐ
それだけ、この本の内容が濃いんです。

寄稿させていただきました

あと大事なこと!この本で、私のことと、このブログのこと、「歌声喫茶コミュニティ研究会(現在は閉鎖)」を紹介くださいました。

そして実は私も一部寄稿をさせていただきました!下巻に載っています。

「これからのうたごえ喫茶」というテーマで書かせていただきました。

実は2018年12月に、大野前社長と2時間ほどお話する機会をいただき、光栄にもその時に「書いてくれるかな?」とお声かけいただいたのでした。

ちなみにその時にお話したこと、一部をこちらの記事で公開していますよ。

「めざすのは、ともに生きあう社会」ともしびの大野社長が語る歌声喫茶の歴史とこれから

こんにちは! ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。 私は、新宿の歌声喫茶ともしびというところでピアノ伴奏をしています。 ピアノやアコーディオンの生の伴奏で、みんなで歌うお店です! 歌声喫茶と ...

他にも、コミュニティ支援をしている団体「CRファクトリー」の若いスタッフがうたごえ喫茶ともしびへ行った話や、アカペラコーラスグループ「ベイビー・ブー」のユースケさんの言葉も載っています!

若い方が「うたごえ喫茶ともしび」を様々な視点から見ていることがわかって、おもしろいです。

購入できるところ

もうひとつ大事なこと。どこでこの本が購入できるかお伝えしますね。

一般の書店で購入できますし、新宿のうたごえ喫茶ともしびの店や、ともしびショップでも販売しています。

また、amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでも購入できますよ!こちらにリンクを貼っておきます。

まとめ

今後のうたごえ喫茶ともしびにとって、とても大事な本を大野前社長は残してくださいました。

「みんなで一緒に歌う」というシンプルなことが、こうして「うたごえ喫茶」を生み、65年にわたって多くの人を励まし、勇気づけてきました。

この本から、学べることがたくさんあります。

今、うたごえ喫茶の活動をされている方、音楽の活動をされている方で、持ち続けている問いがあったり、モヤっとしていることがあれば、この本が解決への手がかりになるはずです。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」という言葉もありますね。

うたごえ喫茶ともしび65年の歴史から、気づきや学びを得ていただけるのではないかと思います。ぜひ、ご覧になってみてください!

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ひろせ めぐみ

ひろせ めぐみ

歌声喫茶ともしびなどで伴奏しているピアニスト・アコーディオニスト。歌声喫茶とは、生の伴奏で司会者のリードのもとみんなで歌う飲食店です。 また、私個人の活動として地域で歌声喫茶をモチーフにした「居場所・出場所づくり」を行っています。 活動の中で得た学び・気づきをブログで公開。お客様も関わる人も、みんなが幸せになりながら社会全体が発展する歌声喫茶のあり方を模索しています。

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