臼井克侑さんを歌声で送る会「臼井克侑を偲ぶ愉快な仲間」のレポート

こんにちは！ひろせめぐみ（ @megmeg0001）です。

地域の歌声喫茶で大活躍された司会者、臼井克侑さんが2019年3月31日に他界されました。

臼井さんは、生前「私が死んだら、みんなの歌声で楽しく賑やかに見送ってほしい」と仰っていたそうです。

そこで、2018年の12月に小田克彦さんに会の実施をお願いしていたそうです。

小田さんの呼びかけで実行委員が立ち上がりました。

私も小田さんにお声かけいただき、微力でしたが、実行委員会の会議の参加とチケット販売という形でお手伝いさせていただきました。

当日は、臼井さんを偲んで約240名の方がいらっしゃいました。

これだけたくさんの歌の仲間が集まったのも、臼井さんのお人柄ですよね。

この記事では、臼井さんを歌声で見送る会「臼井克侑を偲ぶ愉快な仲間」のレポートを書きました。

臼井克侑さん

臼井克侑さんは、あちこちの地域の歌声喫茶で司会をされていた方でした。

明るい歌声、みんなが笑顔になるトーク、初めての方にもやさしい心配り。大人気の司会者でした。

そして私自身、臼井さんとはいい思い出がたくさんあります。

2012年11月〜2018年3月には、横浜市緑区のサロンド鹿鳴館の夜の歌声喫茶で、臼井さんが司会、ピアノ伴奏は私で、初めて一緒にステージをつくりました。

臼井さんが主催していた「歌声喫茶トミ」では、2015年から第3･5金曜日にピアノ伴奏をすることになりました。トミでの歌声喫茶は今も続けていますよ。

単発のイベントでも、たくさん臼井さんと共演しました。

2017年8月「真夏の歌の天こ盛り」

2017年9月「上高地歌声旅行」

2017〜2018年の丹沢「見晴茶屋」での年越し歌声。この時は臼井さんはご一緒できなかったのですが、臼井さんが中心になって始まった会でした。

2018年1月「新春『うたごえ』フェスティバル」

こちらは、芹洋子さんも一緒に出演させていただきました。

またこの時に、楽屋で臼井さんが教えてくださった「司会の極意」をまとめた記事がこちらです。

臼井さんは、いろんな場面で私を引っ張りあげてくださいました。間違いなく私の恩人です。

いつも会場全体をよく見られていて、特に歌う時のみんなの口を見ていた臼井さん。

気配り、目配り、耳配りは、どんな時も欠かさずにおられました。そして「さみしい思いをする人をつくっちゃいけないよ」と教えてくれました。

底抜けに明るい笑顔と歌声で会場全体をまきこみながらも、みんなの気持ちや歌声を引き出していた臼井さん。

いつも周りの人の出番を自然につくっていました。臼井さんの司会は、本当に「みんなで場をつくっている」という感じでした。

「下手でも間違っても、楽しく歌っていいんだよ。みんなで楽しく歌うってことが一番大事なんだ。」

とよくお話されていました。私は臼井さんのその意思を継ぎます。

これから臼井さんと一緒のステージに立てないのは残念だけれど、私を含め、多くの方の心の中に臼井さんがいます。教えていただいたことは決して忘れません。

今回の偲ぶ会では、会場の前方にたくさん臼井さんの写真がありました。どの写真も、臼井さんはとびきりの笑顔でした！

臼井克侑を偲ぶ愉快な仲間

この会の「臼井克侑を偲ぶ愉快な仲間」は、このようなステージ構成で企画されました。

会のはじめに、臼井さんが最初によく歌っていた「カチューシャ」を歌いました。私は今も臼井さんの声が耳に残っているので、臼井さんの声が重なって聞こえたようでした。

カチューシャを歌った後は、今回の実行委員長である「歌声喫茶トミ」の岡田さんの挨拶がありました。

「うたごえin日野」の前田さんの弔辞。臼井さんとの心温まる思い出話をたくさんお聞きすることができました。

その後は世田谷「愉快な仲間」の関川さんによる献盃。

そして15分ほどビデオ紹介があった後、1部の歌のステージへ。

1部では、以下の団体が参加され、臼井さんとの思い出をお話されました。

1部では、私はアコーディオン・クラリネットで伴奏に入りました。ギターは中谷さん、ピアノは にしやまゆりさんです。

実は、私がアコーディオンを始めたのは、臼井さんが「絶対、アコーディオン弾けるようになった方がいいよー！」って背中をボーン！と押してくださったからなんですよ。

あの時アコーディオン始めて本当に良かった。感謝しています。

伴奏以外では、臼井さんにお世話になったサロンド鹿鳴館の皆さんと1部に参加し、臼井さんとの思い出をお話しました。

2部は、臼井さんが主催していた「歌声喫茶トミ」のステージ。

前半、ピアノ伴奏をさせていただきました。

3部は、臼井さんが主催していた「うたランドF」のステージです。

こちらは、アコーディオン・クラリネットで伴奏に入りました。

歌が終わった後、臼井さんの息子さんがご挨拶をされました。

そして小田さんから閉会の言葉があり、約4時間の賑やかな歌声の会は幕を閉じました。

想いが一層こもっていました

この会で歌った歌は、他のところでも何度も歌われている歌です。

でも今回は、皆さんの臼井さんへの想いが一層こもっているような感じがしました。いつもよりも丁寧に心を込めて、臼井さんに届けよう、と歌っているのがどの歌からも伝わってきました。

きっと臼井さんも、会場で一緒に歌っていたことと思います。

実は私、臼井さんが亡くなられた次の日の夜に夢を見ました。

会議室のようなところに弾けるような笑顔の臼井さんがいらっしゃいました。そして両手を広げて、のびのびと楽しそうに歌っておられたという夢です。

臼井さん、最期は声が出なくなってしまってとても辛そうでした。だから、臼井さんとのお別れはつらかったけど、夢の中で「臼井さん、また歌えるようになって良かった」と思ったのでした。

いらした方

臼井さんを偲んで、本当にたくさんの方がいらっしゃいました。

左の方は、うたごえの店「家路」のP子さん。右の方は、歌声喫茶ともしびの中西明です。

千葉・船橋から、うたごえライブハウスゴリの山中秀子さん（右の方）もいらっしゃいました。

その他、ここでは紹介しきれないほどの多くの方がいらっしゃいました。本当にすごいことですね。

まとめ

私なりに臼井克侑さんを偲んで何か形にできたらと思い、この記事を書きました。

臼井さんは、優しくあたたかい人柄とパワフルな歌声で、たくさんの方を励まし勇気づけてこられました。

私も臼井さんのように、誰かを励まし勇気づけられるような人になりたいです。

臼井さん、今まで本当にありがとうございました。感謝の気持ちで一杯です。