こんにちは! ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。
私は21歳の時に歌声喫茶ともしびに足を踏み入れてからなぜか歌声喫茶にハマってしまいました。
歌声喫茶好きが高じて、病院で働いていた時も歌声喫茶のようなことをやっていましたし、病院の仕事を辞めたあとも、地域で歌声喫茶のような集まりを開催したりしました。
そしてなんと、2015年からは思いの原点である歌声喫茶ともしびのピアノ伴奏者になりました!
歌声喫茶は昭和に生まれた文化です。周りの方は50代以上の方がほとんど。
なので、その答えとして「当時20代だった私が歌声喫茶にハマった6つの理由」を、この記事で紹介することにしました!
歌声喫茶を知らない方は、歌声喫茶の魅力をぜひ知っていただけたら嬉しいですし、すでに歌声喫茶ファンの方は、共感いただけることも多いのではないかと思います。
もくじ
❶ 歌声喫茶の「みんなで歌う」ことが新鮮だったから
歌声喫茶は、生の伴奏でみんなで歌う場です。
カラオケともコーラスとも違う。音楽教室でもなければ音楽療法でもない。
ただただ「生の伴奏でみんなで歌う」というこのシンプルなことが、とても新鮮に感じました。
その理由を考えてみたら、私が学生の時にまで話がさかのぼります。
中高生の時、吹奏楽部でクラリネットを吹いていた時や、音大生(クラリネット専攻)だった時、試験で「落とされた」経験をたくさんしたんですね。
逆に「自分が受かったことで誰かを落としてしまった」こともありました。
長らくそういう環境にいたので、歌声喫茶で「誰でも輪に入れて、みんなで同じように音楽を楽しめる場」はすごく新鮮でした!
ここではプロもアマチュアも関係ない。歌声喫茶は歌の上手さを競う場ではなく、どれだけ楽しめるか!が大事です。
だから、誰でも心を解放させて歌うことができるんですよね!
その中で、みんなで歌うとその時どんな音楽が生まれてくるか?というドキドキ感もおもしろいです。
新しい音楽の形に出会った感覚でした。
❷ 歌声喫茶に可能性を感じたから
歌声喫茶に可能性を感じたのも、ハマった理由のひとつです。
歌声喫茶を訪れた当時の私は、音楽療法を勉強する学生でした(クラリネットから音楽療法に転向した)。「みんなで歌う」ということは、あらゆるものを超えることができると感じました。
音楽の技能は関係ないし、障がいや病気、疾患の有る無しも超えることができる。
言語でのコミュニケーションが苦手だったり困難であっても、誰もがひとつの楽しみの中にいられます。
「人が集まる場」というのも大きな価値だと思っていて、みんなで歌うことによって生まれる「心地よいつながり感」は、心があたたかくなる不思議な感覚です。
また、音楽療法で学んだ「歌うことによる心身の健康効果」なども、歌声喫茶では存分にその効果が期待できると思いました。
このように、いろんな面から「歌声喫茶には可能性がある」と感じています。
「みんなで歌うということがどんな力や可能性を持っているんだろう」というのは、ずっと私の中にある問いであり、研究テーマでもあります。
❸ 歌声喫茶の歴史に深さと広さがあって面白いから
歌声喫茶にハマった理由は、歌声喫茶の歴史が面白いというのも大きいです!
昭和29年から始まったと言われる歌声喫茶。60年以上の歴史があります。
歌声喫茶の歴史は深いです。なんと歌声喫茶とうたごえ運動について、シカゴ大学で研究している李俊熙さんという方もいらっしゃいます!
シカゴ大学で「うたごえ運動」と「うたごえ喫茶」について研究している李俊熙(リ・ジュンヒ)さんにインタビューしました!
こんにちは!うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。 昭和30年代に流行した「うたごえ喫茶」。ピアノやアコーディオンの生の伴奏で、お客様がみんなで歌うお店の ...
私も歌声喫茶の歴史は興味があり、資料を見せていただいたり、本を読んだりして勉強しています。
私の歴史への興味は「歌声喫茶はなぜ60年以上続いているのだろう、その理由が知りたい」というのが大きいですね!
❹ 歌声喫茶で歌われるロシアの歌にハマったから
ここは、私の個人的な趣味も入ってきますが(笑)
歌声喫茶で歌われるロシアの歌が好きです。歌声喫茶のツウなファンの方は共感いただける方が多いんじゃないかな?
歌声喫茶ともしびの歌集「うたの世界533」には99曲、ロシアの歌が掲載されています。
歌声喫茶で、今まで知らなかったロシアのいい歌にたくさん出会えました。
初めて聞いた時には歌詞の意味はちょっと難しくてわからない歌でも、メロディラインがとにかく綺麗なのです!
「こんな綺麗なメロディがあるんだな」と、心に染みる感覚です。
もともと私は、クラリネット専攻でクラシック音楽を勉強していたのですが、学生の時から、リムスキー・コルサコフやチャイコフスキーなどのロシアの作曲家が好きでした。
歌声喫茶にハマった理由として、ロシアの歌にハマったのはやはり大きかったですね。
❺ 歌声喫茶でいい曲に出会えるから
ロシアの歌だけではありません。歌声喫茶でいい曲にたくさん出会えました!
私は、カラオケにいっても同じ曲しか歌わないのですが(笑)歌声喫茶で今まで知らなかった歌に出会えるのは大きな楽しみのひとつです。
歌謡曲・童謡・唱歌・フォークソング・ニューミュージック・労働歌・ロシアの歌・シャンソン・映画音楽・ラテン・カンツォーネなど…
とにかく音楽の世界がめちゃくちゃ広がります。
歌を通して、いろんな時代や国の様子が見えたり、人の生き方が見えたり、希望を感じさせてくれたり。歌は見たことのない世界をたくさん見せてくれます。
そんな歌と出会いたくて、私は歌声喫茶に通っていたのかもしれません。
❻ 歌声喫茶でいい出会いがあるから
歌声喫茶に集まる人は、みんなめっちゃいい人です!
「もしかして、歌好きに悪い人はいない?」とさえ思うほど。
みんなで歌っているうちに、同じテーブルの方と仲良くなったり、歌をきっかけに話が弾むのもステキ。
私も歌声喫茶を通して、尊敬できる人生の先輩とのいい出会いがたくさんありました。
人とのいい出会いは財産ですね。そういう出会いが生まれる場はとても貴重です。
まとめ
この記事では「当時20代だった私が歌声喫茶にハマった6つの理由」を書いてみました!
- 「みんなで歌う」ことが新鮮だったから
- 可能性を感じたから
- 歴史に深さと広さがあって面白いから
- ロシアの歌にハマったから
- いい曲に出会えるから
- いい出会いがあるから
まだ歌声喫茶を体験していない方は、ぜひ体験してみてください!
歌声喫茶デビューは、新宿の「歌声喫茶ともしび」がおすすめですよ。60年以上歌い続けてきた老舗の歌声喫茶です。
また、歌声喫茶ともしびに20〜22歳の若者が行ったらどう感じるかをまとめた記事もあります。
大学生が卒業論文のためにとったアンケートの結果をシェアさせていただいた記事です。こちらも合わせてご覧になってみてくださいね!
歌声喫茶ともしびに20〜22歳の若者が行ったらどう感じる?11名にアンケートをとった貴重な資料をいただいたのでシェア!
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こんにちは!うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ( @megmeg0001) です。 歌声喫茶ともしびというお店が、東京にあります。 どんなお店かというと、ピアノやアコーディオンの伴奏で ...