[地域での歌声喫茶]歌と指を使った「脳トレ」で、音楽療法を学んだ私が心がけていること








こんにちは!うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。

私は、地域の中でみんなで歌う場をつくることを通して、地域で緩やかなつながりを生み出したり、生活の質を上げることを目指した活動をしています。

私の詳しいプロフィールはこちらです。)

その活動の中で健康長寿につながればいいなと考え、歌を交えた「脳トレ」にも取り組んだりしています

それに関連して、今回は、読者の方のこの質問にお答えします!

歌いながらの脳トレや手話歌など、音楽レクを学んだのですが、ひろせ様のご経験上、これはよかった、盛り上がった、というものや、参考にされている音楽レク本などありましたら、教えて頂きたく思います。

おすすめの本はこちらの記事にまとめました!

歌って脳トレーニングや歌体操をする時に参考になるおすすめの本を4つ紹介するよ!

2018.04.23

今回の記事は、私が歌を使った脳トレで大切にしていることを書きます。

地域の歌声喫茶コミュニティの脳トレで大事にしていること

まず、私は「盛り上げよう」という意識はありません。

私にとって、脳トレの目的は「盛り上げること」ではなく、それぞれの方に「取り組んでもらう」ことだからです

私が、歌声喫茶コミュニティを実践する上で大事にしていることがあります。

「私」と「参加者のみなさん」という構図にしないことです。

めざしているのは「私」と「あなた」が参加者の数だけあることです。

私が20名規模での歌声喫茶を行うのは、ひとりひとりに寄り添ったものを提供したいからなんですね。

みんなで脳トレに取り組む時、全体が盛り上がることはあっても、その場で参加から漏れてしまい、つまらない思いをする人がいたら私の中では×なのです

❶ 難易度別に2〜3つの動きを準備する

ではここから、具体的に手遊びや脳トレを行う時に心がけていることを書きますね!

まずは、同じ曲・同じ動きでも難易度を変えて動きを2〜3つ準備しています

例として、こちらに「みかんの花咲く丘」の脳トレを記事にしてみたので、まずこちらをご覧になってみてください。

歌って脳トレ!「みかんの花咲く丘」地域でも高齢者施設でも使えます!

2018.03.14

 

おかえりなさいませ!

なぜ、難易度を変えて2〜3つの動きを準備するのか。

その現場に合う難易度は、その場その時でないとわからないからです

もう長く続けているところだと予想もできますが、はじめて伺うところだと予想ができません。

「簡単すぎた!」「難しすぎた!」と思っても、事前に準備していなかったらそれ以上何もできないんですね。

たくさん準備しておいて、その場で引き算」が一番安心です。

オススメは、難易度がやさしいところから始めること。

簡単にできてしまう人が多かったら「おお!今日は、頭の柔らかい方が集まっていますね!では、こんな動きはどうでしょう〜!」などと言って、次のステップに行きます。

❷ 参加の仕方をいくつか提示する

参加の仕方をいくつか提示することもよくあります。

地域の歌声喫茶には、60代〜90代と幅広い年齢の方がいらっしゃるので、同じ現場の中でも脳トレの段階は人それぞれです

先に紹介した「みかんの花咲く丘」の脳トレは、歌いながら手と指を動かします。

これは「違うことを同時に行うことによって脳を活性化させる」というねらいと「参加の仕方を増やす」というねらいがあるんですね。

例えば、少し難しい脳トレに取り組む時、私はこのようにお声かけします。

  • 「ちょっとこれは大変かも?」という方は、欲張らないで歌はお休み。指の動きに集中しましょう。
  • 余裕がある方は歌のご協力もお願いします。
  • 「あああ!どーしてもわからなくなった!」って方は、歌担当でお願いしますね。
  • 自分にとっての「ちょこっとチャレンジ」でいきましょう。

60代の若手の方は張り切って歌も歌ってくださいますし、脳トレに慣れていない方はじっくり指の動きに集中できます。

「歌だけ」という人はめったにいらっしゃらないですが、「そういう参加の仕方もありなんだ」という安心感を持っていただきます。

みんな同じことをしているように見えますが、それぞれご自身に合わせてアレンジができるようにしているんです

こうすることで、その場の誰もが「取り組みたくなる」脳トレにしています。

❸ 安心して参加できる声かけを

「取り組みたくなる」って、安心して参加できることだと思っています。

安心して参加できるように、私はときどき以下のような声かけをしています。

  • 脳トレは、テストじゃないんですよ
  • 「できるできない」じゃなくて「取り組む」ことに意味があります
  • 今、まごまごした方は、脳トレ大成功!
  • 「間違ったら笑ってごまかす!」でいきましょう〜!(笑)

これはフォローしている訳ではなく本当のことで、「普段しないことをする」のが脳トレになるんですね。

「取り組むことに意味がある」と伝えることは、すごく大事だと思っています。そうしないと「ああ、私はできなかった…」とションボリする方が出てしまうからです。

また安心感を得ていただくために、あえて「同じことに2回取り組む」というのもありです。

この時は「1回目の自分よりできるかな?というチャレンジをしてみてくださいね」と声かけをします。

人と比べるのではなくて、自分にチャレンジする場。というように思っていただくためです。

また、大抵は1回目より2回目のほうが指が動くので、自信にもつながります。

まとめ

「歌を使った脳トレを行うときに私が心がけていること」を改めてまとめてみました。

  1. 難易度別に2〜3つの動きを準備する
  2. 参加の仕方をいくつか提示する
  3. 安心して参加できる声かけを

これらは現場で実施してみて、はじめてわかったことです。

めぐ
うん、私やっぱり20名くらいの小規模な歌声喫茶コミュニティが好きですね。ひとりひとりに目を向けられるので!

つい「全体の盛り上がり」ばかりに気を取られてしまいがちですが、「盛り上がり」は目的ではなくて結果だと思っています

脳トレに限らないですが、目の前の人に寄り添った内容を考えてみてくださいね!

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ひろせ めぐみ
ひろせ めぐみ
『みんなで歌う』を人と社会に役立つ形に」をテーマに、歌声喫茶コミュニティ(みんなで歌い楽しく集える場)の普及をめざすピアニスト。歌声喫茶ともしびなどで伴奏。音楽療法士。
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