【8月号】音楽療法（高齢者領域）・歌声喫茶で使える歌・話題あれこれ

こんにちは！うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ（ @megmeg0001）です。

音楽療法の現場に5年、うたごえ（＝生の伴奏でみんなで歌う）は8年、年間250回プログラムをこなしているひろせめぐみが「音楽療法やうたごえの場で使える歌・話題あれこれ12ヶ月」と題して、月ごとに記事にまとめています。

今回は8月編をまとめてみました！季節の話題を中心に、それに関連する曲を紹介しています。

8月は、夏の歌はもちろんですが夏ならではのイベントに絡めて話題や曲を広げてみましょう！

夏祭り

東京音頭や炭坑節などは、みなさんと踊ってみてもいいかもしれませんね。立って踊ってもいいし、座ったままでも踊れます。

また条件が許せば、司会者・伴奏者は浴衣を着ていくと喜ばれますよ！私も高齢者施設では浴衣を来て音楽を行っていました。

話題のヒント

「夏祭りの季節になりました。昨日も、浴衣を着ている女性をたくさん見かけました」

「お祭りはいろんな屋台が出ますよね。何が楽しみでしたか？」

「私、金魚すくいで全然すくえたことがなくて。あれってコツがあるんですか？」

「子どもの時に行ったお祭りで、思い出に残っていることはなんですか？」

（地域の歌声喫茶コミュニティで）「このあたりは、夏祭りはこれからですか？」

「この近くで、花火がよく見える場所があったら教えてください！」

こんな曲はいかがでしょう

山の日

2016年から8月11日は「山の日」という祝日になりました。山の話題も歌もたくさんありますね。うたごえでは、山の歌はひとつのジャンルになっています。

話題のヒント

「みなさんは、夏は出かけるとしたら海ですか？それとも山？」

「山とお答えした方、教えてください。山の魅力ってなんでしょうか？」

「富士山の頂上まで登ったことある方、いらっしゃいますか？」

「わあ、こんなに暑いと山に涼みに行きたいですね。歌で山に行っちゃいますか！」

こんな曲はいかがでしょう

お盆・里帰り

里帰りの時期で、故郷を思う歌を歌ってもいいですね。

お盆の時期は亡くなった方を偲ぶ歌も歌ったりしますが、続けすぎないように気をつけましょう。この話題は、大切な方を亡くしたばかりの方がいらしていたら避けてください。

話題のヒント

「里帰りの時期ですね。みなさんのご出身はどちらですか？」

「このあたりはお盆は7月？それとも8月ですか？」

「（関東で）きゅうりとなすに足をつけて玄関に置くことを毎年やってるよ〜って方はいらっしゃいますか？」

こんな曲はいかがでしょう

原爆・終戦

最も難しい話題になりますが、この時期に歌いたい曲でもあります。平和を願う歌はうたごえではひとつのジャンルになっています。

話題のヒント

「8月は忘れてはいけないことがあります」

「歌いついでいくことで、このような歴史があったことを忘れないようにします」

「平和だからこそ、こうやって好きな歌をみんなで歌えるのですよね」

（強固な信頼関係がない限り、問いかけはしない方が良い）

こんな曲はいかがでしょう

立秋・夏の終わり

8月も終わりに近づくと、少しづつ秋の気配が感じられるようになります。季節が進んでいく様子をみなさんと共有しましょう。

話題のヒント

「最近、夏も終わりかなって感じることありましたか？」

「夕方、暗くなるのが早くなった気がします」

「この時期は、子どもの時にいつも宿題に追われていたことを思い出します(笑)」

こんな曲はいかがでしょう

まとめ

今回は8月の話題と歌をまとめてみました。これ以外では、7月編で紹介しますが「海に関する歌」や「太陽に関する歌」も8月はまだまだ歌えます！

音楽療法のプログラムを組み立てたり、うたごえのステージをつくるのに参考にしてみてください。

8月の曲や話題など、他にも後で思いついたらこの記事に追記していきます！

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