こんにちは!ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。
「男はつらいよ」の最新作を見に行ってきました。
1969年に第1作が公開され、1996年まで、シリーズ48作まであったという、昭和の時代を中心に長く愛された映画。
30作目を超えた時点で「世界最長の映画シリーズ」ということで、ギネスブック国際版にも認定されているそうです。すごいですね!
2019年は「男はつらいよ」50周年ということで、「男はつらいよ お帰り 寅さん」という最新作が公開されました!早速、映画館で見てきました。
この映画の詳しいことは、公式ページを見ていただくとして、ここでは映画を見て感じたことを書こうと思います。
なんかね、すごくあったかい映画でした。
寅さんの優しい人柄や、心配のあまり人の事情に立ち入っちゃうおせっかいさ、真正面から人と向き合う姿勢、不器用でぶつかることもあるけど、それも一生懸命だからこそ。
なんだか今、全体的に失われかけている大事なものを思い出させてくれる映画でした。
今ってすごく「人に関心をもたない」時代のように感じる時があります。(自戒の念もこめて)
人に関心をもたないで、自分に関心が向きすぎてるから、内に内に意識がいっちゃう。
だから「除夜の鐘がうるさい」「幼稚園の子どもの声がうるさい」って声が出てきてしまうのかなって思ったり。
あとは、時代の流れで「むやみに人に関心を持ってはいけない」雰囲気になっているのかもしれないですね。
「校区内に不審者情報が出ましたので注意して下さい」という連絡が来て、どんな不届者かと思って確認したら
・8時10分頃
・「ランドセルが開いとるよ」と声をかけた10〜20代の男性
・黒のポロシャツで青のショルダーバッグ
と書いてて「なるほど」ってなった。
それ、俺。— 飛虎 (@feihu1733) June 14, 2016
ランドセルが開いていることを教えてだけで不審者扱いになるとは…。世知辛い世の中ですよね。
今、人と人の距離が少しづつ離れて、壁がどんどん厚くなっている気がしています。
わずらわしさからは解放されるけど、大事なものも同時に失われていく。
そんな失われつつある「大事なもの」を、寅さんは教えてくれたような気がするのです。