地域の歌声喫茶紹介

[深浦のうたごえ]自然豊かな町に200名が集って歌ったイベントに参加したよ(青森県深浦町)

こんにちは!うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。

このブログでは、いろんな歌声喫茶に行ったり出演したレポートを書いています。

今回は、青森県の深浦町で開催されたイベント「深浦のうたごえ」のレポートです!

毎年開催されているイベントで、今年で16回目だそう!参加者としてみんなと歌いに行く予定で行きましたが、キーボードの伴奏に入らせてもらいました♪

青森県深浦町

青森県深浦町は、青森県でも日本海側にある町です。

世界自然遺産の白神山地とも接しています。自然が豊かでとっても良いところです!

青森県深浦町

ところが、深浦まで行くのは実はなかなか大変なんです。深浦の観光のポスターには「感動は、不便の数だけ、ここにある。」と書いてありました。

深浦の観光のポスター

深浦の会場に向かうまで、田んぼのある風景が見えます。

田んぼのある風景

海沿いの道が、とっても良い雰囲気です!

海沿いの道

自然がつくった様々な風景を見ることができます。本当にいいところだな〜!

海と空と岩

深浦のうたごえの会場と準備

「深浦のうたごえ」の会場は、この海沿いの道にある「深浦観光ホテル」というところです!

ホテルの入り口には、「深浦のうたごえ」の大きな看板が!

深浦のうたごえは、なんと音響・照明・映像、全部持ち込みです!

千葉・船橋の「うたごえライブハウスゴリ」でも司会をされている金谷守晶さん(通称:フクロウさん)が、たくさんの機材を運んで来られました。

実は私も、この音響機材を運んだ車に一緒に乗せていただきました!ありがとうございます。

深浦のうたごえの会場は、ホテルの中のとても広い会場です!

車に乗せてもらったのもあって、準備のお手伝いしました。

マイクがたくさん入っている箱!よく見ると、大きさがいろいろありますよ〜!

ちなみに、今回お客様が歌う用のマイクはこれです!このマイク、YouTubeの古い映像とかで見たことあるよ!レトロでいい感じです。

実は上のようなマイクにした理由は、お客様がマイクを持って歌わないように、スタンドから外せないマイクにしたそうです。

歌声喫茶はみんなで歌う場。お客様が歌のリードをすることはあっても、「マイクを独占しない」という暗黙のルールがあります。

歌も伴奏もすべてマイクを入れているので、とにかく音響の設備が大がかりです!ケーブルがたくさん!

スポットライトも持ち込みです。かなり明るいです!

歌詞はプロジェクターで投影します。

楽器もそろって、すべての準備が整いました!

200名もの方が!

深浦のうたごえには、なんと200名もの方がいらっしゃいました!

これだけの人が集まるってすごいですよね〜!都会だって人を集めるの大変だもの。これ見ると「地方だから人が集まらない」って言い訳はできなくなります。

深浦のうたごえの伴奏陣

今回の伴奏はこんな編成です!

  • アコーディオン3台
  • ギター2台
  • ウィンドシンセサイザー
  • エレキベース
  • キーボード
  • カホン

歌声喫茶にはアコーディオンの音色はピッタリですよね!

アコーディオンは3台。ギターも入ります。

主催のbunbunさんは、エレキベースを弾きます。電子のウッドベースですね!

カホンもありました!カホンは、音響のフクロウさんが時々ならしていました。

そして、ウインドシンセサイザーも!電子管楽器です。電子サックスと言ってもいいかな。

ウィンドシンセサイザーを吹いているビーさん。実は3年前にも私は深浦のうたごえに参加したのですが、その時にはじめてお会いしました。

この時私はウィンドシンセサイザーに強く心惹かれてしまい、なんと半年後には購入してしまいました(笑)

私が吹いているウィンドシンセサイザーは、AKAIというメーカーのEWI5000という機種です。

こんな思いもよらなかった出会いも、深浦のうたごえの良さですね!

今回、ビーさんと共演できて嬉しかったです♪

深浦のうたごえ

さあ、いよいよ深浦のうたごえがはじまります!

こんなスケジュールでした!

17:00〜17:45深浦のうたごえ
第1ステージ
18:00〜18:45きたがわてつさん
ミニコンサート
19:00〜20:00深浦のうたごえ
第2ステージ
20:30〜22:30大交流会

音響スタッフのフクロウさんですが…

第1ステージの司会をされていました!こんなふうに前に出られる音響さんは初めてです〜!

みんなで歌っているうちに、声がだんだんそろってきて、会場がどんどん熱く盛り上がってくるのがわかりました!

そして深浦のうたごえは、毎年ゲストを呼んたステージがあります。今年のゲストはシンガーソングライターのきたがわてつさん。

なんと私も3曲、共演させていただきました!

きたがわてつさんの、平和への熱いメッセージが込められたステージでした。

実は、2017年の夏にも「真夏の歌の天こ盛り」というイベントで、きたがわてつさんとご一緒したことがあります!今回は2回目の共演です♪

【地域うたごえレポート】真夏の歌の天こ盛り きたがわてつ さんがゲストで出演!

こんにちは!うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。 2017年8月13日に、東京都日野市で開催された「真夏の歌の天こ盛り」というイベントに、伴奏者として出 ...

 

ゲストステージの後は、深浦のうたごえ第2ステージ!

会場のみなさんと大いに歌って盛り上がりました!

司会は、この「深浦のうたごえ」を主催した、bunbun(ぶんぶん)さんと、bunママ(ぶんまま)さん。

お二人が中心となって、この大きな催しを企画されているのですね!すごいです!

ほのぼのとした司会で、津軽弁もとっても素敵で、あったかいステージでした!

「深浦のうたごえ」の本編はここまでですが、まだまだ深浦の夜は長いですよ〜(笑)

深浦のうたごえ大交流会

20:30〜22:30は、「深浦のうたごえ」大交流会です!

ホテルの食事が出ます。とっても豪華な食事です!美味しかったー!

「大交流会」って何をすると思います?やっぱり歌ったり踊ったりするんですよ〜!

まずは仙台にあった歌声喫茶「若人」の歌声リーダー、柏潤さんの歌から始まりました。

そして津軽三味線の演奏が始まると、歌い出す方、踊りだす方が出て大盛り上がり!

やっぱり歌好きな方が集まる会ですね!この後は22:30までたっぷりみんなで歌いましたよ〜!私はもちろん伴奏で入りました!

なんだろう…深浦のうたごえって、参加するとすごーく幸せな気持ちになるんですよ。

もちろん、どこで歌っても幸せなのですが、深浦のうたごえって独特の幸せ感やあったかさがあります。「この時間が終わってほしくないなぁ」って思うほど。

22:30で一旦「大交流会」は終わりましたが、ここで終わらないのが深浦の夜

なんと3次会もあります!もっと歌いたい方は、ホテルのスナックを貸し切って歌えます!

0時まで、わいわい歌って盛り上がったのでした!みんな歌への愛があふれているし、深夜まで歌えるその体力がすごいよー!

bunbunさんにインタビュー

盛りだくさんの「深浦のうたごえ」。主催のbunbunさんにインタビューさせていただきました!

bunbunさんとひろせめぐみ

めぐ
bunbunさん、今年もとっても楽しかったです!この「深浦のうたごえ」をはじめたきっかけを教えてください。
2000年ごろだったかな。個人でもインターネットができるようになって「面白いな」と思ってインターネットをしてみた。その時メールで友達になった人が、東京での歌声喫茶を教えてくれた。
bunbunさん
めぐ
え〜!じゃあ歌声喫茶はインターネットでの出会いだったんですね!
そうそう。「えいちゃん」という人で、東京であちらこちらと連れていってくれたよ。ともしびにも行ったね。
bunbunさん
めぐ
えいちゃん、ヴァーチャルうたごえ喫茶「のび」というサイトの管理人の方ですね。私もお会いしたことあります!深浦のうたごえは、どのような経緯で始まったのですか?
やはり、インターネットで知り合ったフクロウさん(このイベントの音響スタッフ)がきっかけだな。
bunbunさん
めぐ
じゃあフクロウさんともネットで知り合ってできたつながりなんですね!
そうそう。ネットでやりとりしているうちに一緒にうたごえのイベントやるようになって、そこでフクロウさんや、うたごえ司会者のヤギさん(青柳常夫さん)と歌ったりお酒飲んだりするようになった。「ああ〜気分いいな〜」ってなって「こういう気分のいいものを、深浦でもやってみたいな」ってつぶやいたんだよね。
bunbunさん
めぐ
そうだったのですね!
その時はリップサービスとしてしゃべったんだよ。でもあとでフクロウさんから「あの時『深浦でもやりたい』って言ってたよな?」と言われてしまって、やらざるを得なくなった(笑)
bunbunさん
めぐ
「深浦のうたごえ」はbunbunさんのつぶやきから始まったのですね。
そうだね〜。はじめは「深浦で人が集まるのかな?」って思っていたけれど、いろんな人に声かけて、公民館で第1回目を開催した時は65名ほど集まった。
bunbunさん
めぐ
65名ってすごいです!
「え〜!こんなに集まったの??」って驚いたね。終わった時「あー!良かった」となって、1回でやめるつもりだった。
bunbunさん
めぐ
1回でやめるつもりだったのですね。
ところが、「来年もやるんだよな??」「面白かったから、またやれ」って周りから言われた(笑)
bunbunさん
めぐ
「やれ」って言われたんですか(笑)
そこからズルズルと、2回、3回、4回と、どんどん足を抜けない感じになったね(笑)
bunbunさん
めぐ
そうだったのですね!確か、第7回までは深浦公民館で、8回目からは深浦観光ホテルでの開催になったのですよね。
そうそう。人が増えて会場に入りきれなくなったからね。
bunbunさん
深浦のうたごえ歴代のチラシ

深浦のうたごえ歴代のチラシ

めぐ
16年続いていることが本当にすごいと思いますし、今や200名の方が集まっていて驚きました。「深浦のうたごえ」をやっていてよかったことってありますでしょうか?
やっぱり、新しい出会いかな。次から次にいろんな人に出会えた。あと不思議なのは、一緒に歌っていると、初めて会った人でもみんな10年くらいのお友達のように感じるときがあるんだよ。
bunbunさん
めぐ
それはすごくわかります!
歌っていると、職業とか肩書きとか関係なく「友達だよな!」って感じになる。それが嬉しい。
bunbunさん
めぐ
歌は、いろんなものを超えて仲良くなれますよね
そうだね。あとは、やっていて人の笑顔を見れるのが嬉しいかな。それを私がやっていると思うともっと嬉しいし、少しは役に立てているかなって思う。
bunbunさん
めぐ
素敵です!!
私一人の力ではないけれどね。夫婦二人でやってても、たぶん8割はかーちゃんがやってくれてる。今もお尻ひっぱたたかれながらやってる(笑)
bunbunさん
めぐ
(笑)。それもまた素敵です!この会を開催している「サークルおけら」というのは、普段活動しているサークルなのですか?
サークルって言ってるけど、活動時期は、農作業ができない12〜3月ごろで、月1回くらい集まってるかな。「おけら」って何かわかる?
bunbunさん
めぐ
おけらって虫ですよね?

そう。前足が手を広げているような感じだよね。「何も持っていません。若さだけが取り柄です!」って意味でおけらって言ってるんだよ。
bunbunさん
めぐ
そうなんですね!そんな意味があったとは初めて知りました!おけらといえば、うたごえサークルおけらというサイトの情報に私は随分助けられました。あのサイトもbunbunさんが管理されているのですか?
そう。ほぼ一人でやってるね。楽譜作成とかは手伝ってもらったりしているけどね。
bunbunさん
めぐ
おけらのサイトは、楽譜も歌詞もMIDI音源も載っていて、充実したサイトですごいです!今、何曲くらい入っているのですか?
7000〜8000曲くらいかな?これからも更新していくよ。
bunbunさん
めぐ
すごい!bunbunさんは、私にとってサイト運営・発信という面でも大先輩です!最後に「深浦のうたごえ」のこれからの展望を教えてください。
この集まりも、元気なうちは続けていきたいね!
bunbunさん
めぐ
深浦のうたごえは、また行きたいと思える場です!またぜひ企画して欲しいです♪今日はありがとうございました!

まとめ

毎年大盛り上がりの「深浦のうたごえ」。これだけ人が集まって開催されているイベントがあることは、地方の方は特に励まされることと思います!

実はこのブログを始めたときから深浦のうたごえは絶対に記事にすると決めていました。今回それが叶って嬉しいです!

深浦のうたごえの様子は、bunbunさんもネットにアップされているので、こちらもぜひご覧になってみてください!写真も豊富にすごいボリュームでまとめられています!

 深浦のうたごえver2018

またぜひ深浦に行きたいです!今回は車で行きましたが、次に行くときは電車に乗っていってみたいですね。

また深浦のみなさんとお会いできることを楽しみにしています!

めぐ
このブログでは、いろんな歌声喫茶を紹介しています。歌声喫茶記事一覧はこちらです!ぜひご覧くださいね♪

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ひろせ めぐみ

ひろせ めぐみ

歌声喫茶ともしびなどで伴奏しているピアニスト・アコーディオニスト。歌声喫茶とは、生の伴奏で司会者のリードのもとみんなで歌う飲食店です。また、地域で歌声喫茶をモチーフにした「居場所・出場所づくり」を行っています。楽器が好きで、カホン、鍵盤ハーモニカ、クラリネット、シンセサイザーなども弾きます。

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