こんにちは!歌声喫茶に可能性を感じている ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。
歌声喫茶とは「生の伴奏でお客様みんなで歌うお店」のこと。
昭和30年代に流行したお店ですが、現在は団塊の世代の方を中心に歌声喫茶ブームが起きています。
お店としての歌声喫茶の他にも「みんなで歌う」文化そのものが「歌声喫茶」と呼ばれたりします。
今、地域の場で「歌声喫茶」が増えてきました!
「みんなで歌い楽しく集える場」のことを私はこのブログで「歌声喫茶コミュニティ」と呼んでいます。
この記事では、これからの時代に求められる新しいコミュニティの形として「歌声喫茶」を中心に考えてみました。
今、コミュニティが大注目されている
実は今、コミュニティが大注目されています!
それは地域活動にとどまらず、時代の最先端をいくビジネスの大先輩が「これからの時代はコミュニティだ!」と言っているんですね。
協会ビジネスの第一人者の前田出さん。
おそらくブロガーとして一番知名度がある、イケダハヤトさん。
最近感じていること。/ コンテンツはもう競争過多。コミュニティというブルーオーシャンを狙え。 : まだ東京で消耗してるの? https://t.co/4JciFJNrBX pic.twitter.com/jgITPH6xix
— イケハヤ@ブログ月商500万 (@IHayato) 2018年7月15日
また、ハーバード・ビジネス・レビューの記事「いま、リーダーシップより「コミュニティシップ」が重要である」では、以下のような文がありました!
昨今、人々はリーダーシップの在り方をあれこれ論じ立ててばかりいるが、より重要なのは「コミュニティシップ」である。
企業や協会のみならず、インターネットで影響力がある人や外国でも「これからはコミュニティだ」と発信しているんですよね。
新たなコミュニティの形を模索している時代になっているのかもしれません。
コミュニティの形が変化している?
コミュニティの形は、時代と共に変わって来ているようです。
以前、私は「地域コミュニティとしての歌声喫茶」の可能性をデータで学んだことから考察する。という記事を書きました。
「地域コミュニティとしての歌声喫茶」の可能性をデータで学んだことから考察する。
こんにちは!うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。 先日、あるセミナーに参加してきました。 データが語る「コミュニティ」と「つながり」の重要性 というセミ ...
この記事内でも書いたのですが、「今までは自動的にコミュニティが与えられていた」んですよね。
終身雇用が約束された会社、結婚して家庭をつくることが当たり前の時代、地域の町内会・自治会への参加…
だからでしょうか?「新たなコミュニティの形」が、社会全体で模索されるようになったと感じるのです。
今までは強制的にどこかのコミュニティに入れたかもしれませんが、これからはコミュニティを選び自分から入っていく力が必要になる。
それゆえ「コミュニティ格差」が、これから生まれて来るだろうとの話も聞きました。
コミュニティやつながりがあることの効果
ところで、なぜコミュニティが必要なのでしょうか?
これは私自身の話ですが、以前あまりに毎日一人でいる時間が長く、軽いうつ状態になったことがありました。
「わー!今日はいい天気だね!」と言う人もいない。誰かのためにコーヒーを入れてあげることもない。
この時に確信しました。「ああ、人は一人では生きていけないんだな」と。金銭的には一人で生きていけていたのにそう感じたんですね、
人間は「つながりを本能的に求める生き物なんだ」と感じました。
これは私の主観でしたが、客観的なデータでもつながりやコミュニティの重要性はデータとして出ています。
つながりがあったり、コミュニティに所属することが、「健康・幸福・教育」に良い影響を与えるそうです!
それらのデータがまとまった「コミュニティ白書2016」は、とてもよい冊子なので、ぜひ購入してご覧になってみてください。
こちらから購入できます。
また、参考として「コミュニティ白書2016」の内容の一部を、「地域コミュニティとしての歌声喫茶」の可能性をデータで学んだことから考察する。という記事に詳しく書きましたので、合わせてご覧ください。
「地域コミュニティとしての歌声喫茶」の可能性をデータで学んだことから考察する。
こんにちは!うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ( @megmeg0001)です。 先日、あるセミナーに参加してきました。 データが語る「コミュニティ」と「つながり」の重要性 というセミ ...
歌声喫茶というコミュニティの形
人間にとってつながりやコミュニティがあることは大事なこと。しかし今、失われつつあります。
だから私は新しいコミュニティの形として、「歌声喫茶」という形を提案します。
「生の伴奏でみんなで歌う」という歌の楽しみ方は、音楽の技能は関係なく楽しめますし、言葉でのコミュニケーションが苦手・困難であっても、一緒に参加することができます。
これは、先に書いた「コミュニティ格差」を埋めることにもつながりますね。
こちらの動画は、私が地域につくっている歌声喫茶コミュニティの場です。
それぞれが心を解放させて歌い、お互いを尊重しながら「音楽のコミュニケーション」を重ねていく。ひとつの音楽を、場をつくっていく。
あたたかい人の声に包まれ、自分の声もそこに一体化する。とても心地よいつながりのある空間です。
他ではちょっと経験できないこの「歌声喫茶」は、これからの時代の懐かしくも「新しいコミュニティ」として大いに機能していくと確信しています。
そして最終的には、参加した方が孤独から解放されること。それにより、孤独を起点とした「社会課題」や「心身の健康課題」が抑制されることを願って実施しています。
まとめ
実は、私は地域に歌声喫茶の場をつくった当初から「社会的孤立化の予防」を目的としていました。
でも「社会的孤立化の予防」という言葉があんまり好きじゃなかったんですよ。だって、言葉の響きが暗いもん(笑)
2017年に「あ!コミュニティというキーワードなんだ」と気づき、そこからまた新たな視点が広がりました。
「歌声喫茶」と「コミュニティ」というキーワードで、これからまた深めていきたいと考えています。