こんにちは! ひろせめぐみ( @megmeg0001)です!
先日、ミュージカル「コモンビート」を見に行きました。
そして、その次の日は「フェローオーケストラ」というオーケストラで、メンバーとして演奏しました。
この二つのイベントを通して学んだことがあります。それは「多様性と調和が生む豊かさ」です。
これは、私が普段活動している「歌声喫茶」にも通じるところがあったんですよ!
このページでは、以下の3つ
- ミュージカル「コモンビート」
- オーケストラ
- 歌声喫茶
これらを通して見えてきた「多様性と調和が生む豊かさ」。そして今、それが必要とされていることについて、私が感じたことや学んだことをまとめました!
「みんな同じ」を強制する教育
多様性の話の前に「みんな同じ」を強制されていた、私の話について書かせてください。
私は、10代の時に「みんな同じ」をよしとする教育に疑問を持ち、苦しんでいました。
みんな同じ制服、同じ髪型、同じ靴。
朝礼の時に体育館に並んだ自分たちを見て「なんだか、とうもろこしの粒みたいで気持ち悪いな」って思ったのを覚えています。
私が通っていたのは校則が厳しい学校で、下着の色まで指定があるようなところで過ごしました。
「みんな同じ」を長い間強制されると、自分がわからなくなります。自分を自分と思えないような、苦しい時期がありました。
生きた心地がしなく、自己肯定感も低かったです。
また「みんな同じ」が行き過ぎると「みんなと同じじゃない人」は、排除されたり、孤立したり、望まない変化を強制されたりします。
以前、地毛が茶色い生徒が、髪を黒く染めろと高校から強制されたことがニュースになりました。
この生徒は、どれだけの屈辱を受けたでしょうか。
人権侵害です。「あなただけ肌の色が違うから、みんなと同じ色に塗ってきてね」って言われるのと同じです。
ありのままの自分を受け入れてもらえず、「みんな同じ」を強制されることに、何の意味があるのでしょうか。
自分の「個性」を周りから認められることは、自分が自分として生きていくことです。自分のことを大事だと思える気持ちも育つでしょう。
そして、それと同じように「あなたがあなたとして生きていく」ことも尊重したいですね。
お互いに個性や違いを認め、尊重しあうということができれば、「自分と違うから」という理由で人を排除したり、変化を強制させることもなくなります。
これは、とてもとても大事なことだと思うのです。
コモンビートの「多様性と調和」
最初に書いたように、先日、ミュージカル「コモンビート」を見にいきました。
このミュージカルを運営している「NPO法人コモンビート」がめざすこと。ホームページから引用して紹介しますね。
コモンビートは、表現活動によって、自分らしく・たくましく生きる個人を増やし、多様な価値観を認めあえる社会の実現を目指すNPO法人です。
多様な価値観を認め合いながら、100名・100日間でミュージカルをつくっているんですよ!
職業や年代、価値観の違いを超え、それぞれの興味や得意分野を活かしながらつくる舞台。
お互いに教えあいながら学んでいるそう。「多様性」は力ですね!
「パズルのピースのように」とパンフレットには書いてありました。多様性を認めながらも、ひとつのものをつくる。まさにパズルのイメージですね。
またミュージカルの内容も、お互いの違いを認め合うこと、それは難しいことではあるけれども、大切だと教えてくれるストーリーでした。
コモンビートの詳しい情報はここから見られます!
オーケストラの「多様性と調和」
そして先日、私も所属している「フェローオーケストラ」の演奏会に出演しました。
私、オーケストラが大好きなんです。いろんな楽器があるのがたまらなく好きなのです!
- バイオリン・チェロなどの弦楽器
- トランペット・フルートなどの管楽器
- スネア・シンバルなどの打楽器
多様な楽器があるからこそ、豊かな音楽が生まれるんですよね。
もちろん、同じ楽器だけで構成するアンサンブルもありますが、オーケストラの表現の広さと豊かさにはかないません。
オーケストラは、トライアングルのように小さな楽器でも、ひとつでもかけると音楽が成立しないんですよ。
また、逆に「オレは目立ちたいんだぁ!!」という我の強さはオーケストラでは嫌われます。我の強さがあると、全体でいい音楽はつくれないんですね。
オーケストラのいいハーモニーは、もっとお互いに溶け合っていくんです。それが、とても美しい。
いろんな楽器の多様性、そしてそれらがつくる調和が、オーケストラの音楽の豊かさを生み出しているんですね!「多様性と調和が生む豊かさ」そのものです。
フェローオーケストラの情報はこちらから見られます!
歌声喫茶の「多様性と調和」
私が活動のメインにしている歌声喫茶。ピアノやアコーディオンの生の伴奏で、みんなで歌うお店や場のことです。
歌声喫茶は、歌い方に決まりはありません。誰でも心の思うまま、感じたままに歌える場です。
また歌声喫茶は、音楽の技能は関係なく参加できます。
プロもアマチュアも関係ないし、声の大小も歌の得意不得意も関係ない。また、福祉の場面では、病気や障がいをも超えて一緒に参加することができます。
歌声喫茶は多様な方が集まる場です。
いろんな方の歌声や、その歌へ込めた思いが重なっていくと「音楽の化学反応」が起きます。
それぞれの方が、心を解放させて歌ったからこそできる、とても豊かな音楽が生まれる瞬間があります。
「音が合ってる」とか「リズムがそろっている」とかではないんですよね。なんだか「しっくり来る」瞬間です。(うーん!うまく言葉にできないのが、もどかしい…!!)
そこでしかできないひとつの音楽を、みんなでつくっていく喜び。この場限りのこの音楽が、儚くて愛おしさすら感じます。
歌声喫茶の「多様性と調和が生む豊かさ」は、なかなか他では経験できないかもしれません。
まとめ
「多様性と調和」は、これからの時代を豊かに生きていくためのキーワードと思い、
- ミュージカル「コモンビート」
- オーケストラ
- 歌声喫茶
の3つを通して見えてきたことをまとめてみました。
個人としての生きやすさとしても大切ですし、社会に対しても「多様性と調和が生む豊かさ」をもっと発信していきたいと感じました。
虹は七色あるから美しい。こういう場をもっとつくっていきたいです。
私が記事内で紹介した歌声喫茶も、この機会にぜひ体験くださいね!
歌声喫茶デビューは、東京・新宿の「歌声喫茶ともしび」がおすすめです!年中無休です(元旦は休み)