こんにちは!うたごえ伴奏ピアニスト・音楽療法士の ひろせめぐみ( @megmeg0001) です。
2017年12月17日に「うたごえ列車〜うたごえ喫茶ともしびと行く秩父〜」というイベントがあり、うたごえ喫茶ともしびのアコーディオン伴奏者として出演しました。主催は、西武トラベルさんです。
このブログでもご案内を書きましたので、読者の方の中には参加くださった方もいらしゃいました!
この企画は、大きなイベントが2つセットになっています。
- 列車の中でうたごえ喫茶のように歌う「うたごえ列車」
- 列車で向かった先、秩父での「うたごえコンサート」
「うたごえ列車に行きたかったけど行けなかったよ〜」という方のために、今回はイベントのレポートを書きました!
長くなったので、前編・後編に分けました。今回は後編の「うたごえコンサート」編です!
後編は、うたごえ列車が西武秩父駅についたところから書いていきます!
西武秩父駅に到着!
西武秩父駅に到着しました!駅はおみやげ屋さんや温泉施設と隣接していて、賑やかでした。
参加した方は、この時間にショッピングなどお楽しみいただけたでしょうか?ともしびのメンバーは、すぐに会場へ向かいましたよー!
アコーディオンを背負って移動する伴奏者3名の背中。
もうすぐ会場に着きます!
秩父宮記念市民会館へ
うたごえコンサートの会場、秩父宮記念市民会館に到着!
西武秩父駅から歩いて5分!意外と近かったです。
なんとこの秩父宮記念市民会館、2017年の3月にオープンしたばかりの会館だそう!
建物はとってもお洒落で綺麗でした。
会館についたらすぐに、マイクや設備の確認をします!
今回の伴奏は、ピアノ+アコーディオン3台という珍しい編成。
私の席は真ん中です!(iPad Proで楽譜を見ています)
舞台関係の準備、完了です!
開演前の楽屋ウラ話
約30分のリハーサルを終え、開演まで楽屋で少し待機中。
今回の司会者のひとり、吉田正勝さんが持っているもの何だろうと気になったのでお尋ねしてみました!
これなんと、喉を湿らせるアイテムだそうです!冬は空気が乾いているし、喉の乾燥は歌手の大敵ですよね。
使用例です。鏡に吉田さんを撮っている私が映ってますが(笑)
これいいなー!と思ったので探してたら、「通販生活」というところで買える「のどミスト」という商品でした!
下の写真は、司会者の中西明さんと私。
手に持っているのは「うたの世界から」というブックレットです。
実はこれ「月刊ともしび」という冊子で、中西さんが15年連載を続けてきた「ともしび歌集 うたの世界から」という連載をまとめたブックレットなのです。
歌の成り立ちやドラマ、また中西さんが歌とともに歩んだお話など、盛り沢山にまとめてあります。
現在、1巻〜4巻まで発売されています。私も発売日に4冊まとめて買いました。
「うたの世界から ともしびブックレット」の購入はこちらからどうぞ〜♪1冊600円です。
うたごえコンサートでもこのブックレットは販売していたのですが、あっという間に完売したそう!
それくらい、今人気で話題になっている商品です。ご興味のある方はぜひご購入されて読んでみてくださいね!
うたごえコンサート開演!
14:00に「うたごえコンサート」開演しました!
ここからは、1部・2部・3部と分けてレポートします!
1部:うたごえ
「高原列車は行く」から元気よくスタート!
皆さん列車で歌った方なので、喉が温まっているのか1曲目からとても声が出ていました。
地元の方でうたごえコンサートから参加された方もいらっしゃいましたよ!
そして伴奏は、ピアノ+アコーディオン3台です!
偶然だったのですが、アコーディオンの色がちょうど白赤黒でキレイ!まるで色が被らないように申し合わせたみたいだね。
司会者も3人なので、コーラスをつけたりとステージがとっても豪華でした!
ここのホールはすごく天井が高くて、とても音がよく響くホールです。音響が良くて気持ち良かった!
アコーディオン3台がこんなに豊かな響きだったなんて!
ピアノ+アコーディオン3台という伴奏。私はこの編成は初めてだったので、実は直前まですごく不安でした。
でも当日30分しかなかったリハーサルで、その不安はすっかりなくなりました!
「アコーディオン3台あると、こんなに豊かなサウンドが作れるなんて!」と驚いて、嬉しくなったからです。
例えば、3人で全く同じ旋律(ユニゾン)を弾いたとします。普通は「役割を重ねない」がバンドで伴奏する時のセオリーです。
でもアコ3台でユニゾンを弾いた時、私は驚きました。
- アコーディオンの空気の量は単純に3倍になるのでパワーがある
- でも3台のアコーディオンは少しづつ音色が違うので、重ねた時の響きが柔らかい
「パワーはあるけど響きは柔らかい」
これは、人数がいないとつくれないサウンドだと思いました。
ひとりだと、パワーを出そうとするとどうしても響きが固くなってしまう。ユニゾンの豊かさは複数アコならではです。
例えば、アコーディオン1台で「ド」と「ミ」の音を出すのは可能ですが、空気が分散してしまうので、ひとつひとつは意外と細くて貧弱な音になってしまうんですよ。
でもアコーディオンが2台あれば、ひとりが「ド」もうひとりが「ミ」を鳴らせば、ひとりではつくれないアコーディオンの豊かなハーモニーが生まれます。
これは、私にとってものすごい発見でした!
今回のアコ3台の伴奏は本当に楽しかったなー!なかなか経験できない伴奏の編成だから、余計にこの時間が愛おしかったです。
アコーディオンの可能性を知って、この楽器がますます好きになりました。
2部:秩父音頭
2部は秩父音頭保存会のみなさんの出演です。踊りも着物も本当にキレイ!
秩父音頭の踊りを丁寧にレクチャーくださいました。
みんなで踊りましたよ!客席の通路でも、皆さん踊っています。
「荷物にならないお土産」とおっしゃっていました。素敵なお土産をありがとうございます!
そして、この秩父音頭を盛り立てる笛や太鼓の屋台囃子の演奏も聴きました!
なんと「秩父祭の屋台行事と神楽」として昨年ユネスコ世界遺産にも登録されたそうですよ!
このお囃子がユネスコ世界遺産にも登録されたり、今回の会場であるホールが新しくできたり、秩父は今、とても勢いがありますね!
笛や太鼓の音はいいなー!ピアノやアコーディオンは響きで聴かせる楽器だと思ってるけど、笛や太鼓の和楽器は腹で聴かせる楽器だと思いました。
身体の深いところまで、心地よく揺さぶられるような演奏でした!
3部:旅立ちの日に 他
ここからは3部です!
kA-ZOOと歌う
秩父には、kA-ZOO(カズー)というグループがいらっしゃいます。
ともしびとも関わりがあって、ときどき新宿のお店にも来てくださいます。
長渕剛さんの曲を中心に歌っているグループですよ!今回は「乾杯」を皆さんと歌いました♪
高橋浩美先生と「旅立ちの日に」
今回のメインの曲「旅立ちの日に」は、実は秩父発祥の歌なのです。
今、全国の中学校の卒業式でこの歌が歌われています。
この歌ができたのは、元々は卒業生を送るために先生方が歌う曲として作曲されたそう。その後は、卒業生が歌う歌になったそうです。
作詞は当時の校長先生で、作曲は今回登壇いただいた高橋浩美先生。
当時の学校はとても荒れていたそうですが、合唱の機会を増やしていった結果、学校は明るくなったそうです!
今回は、なんと高橋浩美先生が「旅立ちの日に」を弾き語りで聴かせてくださいました!
実は私、少しだけ高橋先生とお話しする機会があったのです。高橋先生は「この歌をつくった時には、こんなに歌われるなんて思っていませんでした。みなさんに歌っていただいて幸せです。」とおっしゃっていました。
高橋先生の弾き語り、みなさんじっと聴き入っていました。先生の温かく優しい声に私もう泣きそうでした。
その後は、みんなで「旅立ちの日」を大合唱しましたよ!kA-ZOOのメンバーも入ってくださいました。
3部の後半はうたごえ!
そして3部の後半はうたごえ!たくさんのお客様にも、ステージに出て歌っていただきました!
このうたごえの時間で、今回のうたごえコンサートは終了です!
2時間半のうたごえコンサート、楽しい時間は本当にあっという間ですね。
終演後
終演後のロビーの様子です!
上の画像の下(説明ややこしい・笑)に、パンが売ってありますよね。実は、kA-ZOOのメンバーの方がこの会場の近くでベーグル屋さんをしているらしく、そこから出前してパンを売っていました!
私も、帰りの列車の中で食べる用に買いました。すごく美味しかったです!
解散する前に、締めの会!一本締めならず秩父締めで終えました!
帰る直前、なにやら嬉しそうな中西さん。なんと、スーツケースの中の袋からお酒が転がってきたそう(笑)
「先月買ったやつかなー?」なんてお話しされていました。棚からぼた餅ってこういうことね!
帰りも、西武秩父駅から帰りました!
新宿のともしびへ寄りました
実は私、解散した後ともしびのお店に寄ったんですよ!
お店にアコーディオンを置かせてもらいにいきました。
そうしたらなんと、うたごえ列車でご一緒したお客様がいらっしゃいました!
真ん中の方、ともしび合唱団やともしびオペレッタ研究講座で勉強している、江川さんです。
なんと、江川さんも私も閉店までお店にいました!
まさにうたごえ三昧の一日!幸せだわ♡
まとめ
今回は、「うたごえ列車〜うたごえ喫茶ともしびと行く秩父〜」のレポート、後編の「うたごえコンサート編」を書きました!
こういうイベントは個人ではできないので、今回出演させていただき、貴重な経験をさせていただきました。
会場問わず、うたごえはいろんな企画ができますね!楽しくまた有意義な時間でした。